斉明女帝の川原宮の跡地に、息子の中大兄皇子が亡き母(斉明女帝)のために創建した寺院の跡です。 西金堂と塔を回廊が囲み、その北側に中金堂、さらに北側に講堂を置く「川原寺式」伽藍で、現在中門跡などが整備されて残っています。 中金堂礎石に白大理石、複弁蓮華文の瓦を用いるなど壮麗な造りだったことがわかっています。